2019-01-01から1ヶ月間の記事一覧

2019/1/28

ヒューマントラストシネマ有楽町でグザヴィエ・ルグラン『ジュリアン』を見た。少年ジュリアンが父の車に乗って、シートベルトを閉め、父の実家に行き、祖母の家に帰り、秘密の新居に行き・・・という往復型ロードムービーだった。これだけでも映画になるん…

2019/1/7

上野千鶴子+小倉千加子「ザ・フェミニズム」を読み進める。結婚制度についての指摘を下記に引用する。 最近、私は結婚というものをこう定義してるんです。「自分の身体の性的使用権を生涯にわたって特定の異性に対して排他的に譲渡する契約のこと」っていう…

2019/1/6

高校の同級生Hに頼まれ、結婚式余興ビデオの編集。ちゃんとお金をくれてありがたい。夜は痛飲する。

2019/1/5

シネマリンで北野武『Hana-bi』を見る。主人公の男が独自の規則で生きているように、この映画自身も独自の規則を持ち得ている。冒頭から時間が狂い出し、出鱈目のように人が死にあるいは生き残り、最終的には空間と季節が歪んでいた。堂々とした作家の映画で…

2019/1/4

金原ひとみ「マザーズ」を読み終える。全編を通して、女性3人の心理描写が一人称で事細かに書かれているが、どうも嘘っぽく感じた。本当らしくない、といったほうが正確かもしれない。例えば、ラディゲ「肉体の悪魔」の解像度の高さとの違いは何なのだろう…

2019/1/3

金原ひとみ「マザーズ」を読み進める。

2019/1/2

シネマヴェーラでエイブラハム・ポロンスキー『悪の力 Force of Evil』とロバート・ワイズ『罠 The Set-Up』を見る。 『悪の力』は蓮實先生オススメのうちの1本であるが、登場人物の行動原理や街の位置関係がつかめず、置いてきぼりにされた。俯瞰や仰角シ…

2019/1/1

あけましておめでとうございます。今年は無用な酒を控え、インプット/アウトプット共に充実した一年にし、毎日日記を書き続けたいです。以下、2018年の観客としての成果です。心を揺さぶられた作品・体験を遭遇順に列挙します。 イエジー・スコリモフスキ『…