2019/1/28

ヒューマントラストシネマ有楽町でグザヴィエ・ルグラン『ジュリアン』を見た。少年ジュリアンが父の車に乗って、シートベルトを閉め、父の実家に行き、祖母の家に帰り、秘密の新居に行き・・・という往復型ロードムービーだった。これだけでも映画になるんだなあ。フレームの隅っこにおいやられて父親に詰問されるジュリアンや、110番通報先のオペレーターをキチンと登場させた本作を楽しんだ。

一方で、姉の妊娠や通報した隣人のおばあさんは放置のまま終わっちゃうんかいなということも心に残った。

前々から兆候はあったけれど、突然一線を越えて狂った父親、という描き方はあんまり関心しないなあ。